触媒とは、通常では起りにくい化学反応を起りやすくするものです。
よく知られている植物の光合成とは、”光”を触媒として起こる化学反応です。

一方、セルフィールは空気を触媒にしてしまう画期的な方法で、光を必要としない触媒です。
壁面に塗布されたセルフィールが空気を触媒として、消臭や防カビ、防汚、また、シックハウスの原因とされる物質をやっつけてくれるのです。
したがって、光が届き難い建物内部や、夜間・物置き等でも空気さえあれば24時間効果を発揮し続けます。

市販の消臭剤は次の4種類にタイプに分類されます。

（A）強い良い香りで悪臭をごまかすタイプ
（B）消臭成分で室内の悪臭と化学反応させて消臭するタイプ
（C）炭のように悪臭のもととなる成分を吸着することで消臭するタイプ
（D）悪臭の原因となる細菌や微生物を殺菌タイプ

これらの4タイプの消臭剤は市販品として多く売られており、いずれも即効性は高いのですが、根本的な消臭解決にはなりません。
その理由をそれぞれのタイプ別に挙げてみると、

（A）根本的に消臭ではありませんし。場合によっては別の悪臭が生じます
（B）消臭剤自身が消臭反応と同時に消滅してしまうので持続性がない
（C）消臭剤が悪臭を吸着できる量の限界に達すると消臭効果がなくなる。また、悪臭を分解する能力はなく一箇所に集めるだけなので消臭剤自体が悪臭を放つこともあります。
（D）細菌などによって発生する悪臭以外には効果はありません

セルフィールは、これらの消臭剤と比較しますと即効性は低いのですが、無限にある空気によって消臭を含めたさまざまな効果を発揮するので半永久的に効果が持続します。
この点が市販の消臭剤ともっとも異なる点と言えます。

市販の消臭剤と違い、壁に塗布したセルフィールが空気を消臭剤のように変えてしまうので、人やペットにも無害であるだけでなく、効果が半永久的に持続します。
市販の消臭剤でも同様に安全だとされていても、消臭剤の成分を人が吸い込む恐れが無いに越したことはありません。

セルフィールは触媒の働きによって継続的に活性を繰り返しますが、塗布したセルフィールの物質そのものは変化したり、無くなったりすることはありませんので、数年以上（理論的には無限に）効果が持続します。
ただし、吹き付け塗布し定着した後、吹き付け面が劣化・磨耗によって持続期間が違います。

劣化や磨耗とは、例えば、
1.人の手や物が触れられること壁面や、車のシート
2.カーテンの開け閉めや、ソファーの使用
3.繊維や壁面の素材が剥離して磨耗することでセルフィール粒子自体の剥離
などがあげられます。

したがって、人や自然劣化によって朽ちたり磨耗することでセルフィールの持続期間は短くなりますが、塗布されたセルフィール粒子のみ剥離することはありません。
つまり、基材の傷みや汚れがない場合のセルフィールの寿命とは、塗布面の基材そのものの寿命と同じと考えることができます。

セルフィールの主成分である天然ミネラル成分が、無機質な触媒である事です。
触媒とは自身が変化する事なく半永久的に利用が可能です。

セルフィールは空気を触媒として常時活性し続けていますので季節に関係はありません。
施工の際には、湿度の関係で塗布後の乾燥する時間がやや長くかかることもありますが、それ以外は季節によってセルフィールの効果は変わりません。

セルフィールを施工することによって、シックハウスの原因となる化学物質（VOC等）の除去は可能ですが、既にシックハウスを発症している方の症状をすぐに改善することはできません。
ただし、シックハウス症候群の原因とされているVOC等の除去には間違いなく効果があります。
国では、シックハウス症候群をまだ病名としては認めていませんし、その原因であると考えられるVOCとシックハウスの因果関係についても正式な見解は出していません。
ただし、重要なことは、VOCが人体に悪影響があること、体内に蓄積されていくことは既に科学的に証明されています。
居住空間にVOCが飛散していれば、呼吸によって肺の中の血液に直接VOCが採り込まれてしまいます。
セルフィールは当初シックハウス対策として開発されたもので、室内の空気中に浮遊するVOCを昼夜絶えず分解します。
セルフィール自体は空気を触媒とするだけで体内に直接入ることはありませんが、たとえ吸い込んでもそのままの形で自然に排出され体に留まりません。
セルフィールは人にも環境にも優しい完全無機の物質です。

ありません。室内に漂う化学物質や臭気が、セルフィール施工面に触れることで分解されます。
その為、多少時間はかかりますが芳香剤のように臭いを包んで隠す手法ではなく、確実に有害物質そのものを分解しますので、長期的な消臭、防汚に特に優れた効果を発揮します。

付きません。無色透明、無臭が特徴の空気触媒です。

可能です。但し、特殊なシールを張ってる場合等、定着させることが出来ない事もありますが、大旨問題ありません。
ガラスに施工した場合、施工中・施工直後に少しガラス面が曇りますが、直ぐに元に戻ります。
施工前、汚れのひどい場合は清掃の必要があります。

まったくありません。人体に蓄積されず、塩やカフェインよりも無害なものであるとも言えます。
ラットによる経口試験や、ウサギによる皮膚刺激性試験など、様々な試験によってもセルフィールの安全性は実証されています。

簡単な清掃をして頂く程度で、特にありません。
また室内に持ち込むもので大型なものはなく、コンプレッサーも肩にかけられる程度のものです。
セルフィールの安全性は確かなものがありますが、それでも気になるものにはタオル程度を掛けておけば充分でしょう。

特にありません。一般的に生活の中で利用されるあらゆる天然素材、化学合成素材もに対して、褪色・劣化・浸食等の影響はありません。
ただし、施工の際には水分を主体としたセルフィールを噴霧しますので室内湿度は100％に近い状態になります。
その為、水分によって影響を受けやすいものは一時的に他の場所へ移動して頂いてからの施工となります。
具体的には、写真集や本などの書籍や印刷物、絵画や書画などの美術芸術品、パソコン、カメラなどの精密機器や電子機器等々です。
このような施工時に移動すべきものについては、事前調査をしっかりと行い、施工前にご連絡・準備いたしますので ご安心下さい。

あります。
浴室や洗面質など湿気が多い場所は、カビにとって絶好の繁殖場所です。
普段気が付きませんが、空気中にはおびただしい数のカビの胞子が浮遊しており、浴室などでは、カビがものすごい早さで成長し広がっています。
セルフィールは湿気の多い空間においても、塗布された壁面から空気を触媒として、継続的に活性酸素が生成され、空気中に漂い壁面に近づいてくるカビの胞子を撃退します。
カビが壁面に根づく前に、原因の胞子を撃退することでカビの繁殖を防止できるのです。
ただし、既に壁面に付着したかびを除去することはできませんので、セルフィールを施工する前にカビの除去を行っていただく必要があります。

ありません。
シックハウスの原因は様々で、化学物質の人体の許容量は大人と子供、男性と女性、放射時間によっても大きく違います。
また、臭気に関しましても人によっての主観的な要素が強く、測定基準が難しいのが現状ですので、保証は困難です。

有害物質につきましては、施工前、施工後の測定で、有害物質の数値を下げることで解り易くお知らせしています。